ニュース・活動報告

立教大生殺害から10年、父親が「被害者の会」結成

 1996年(平成8年)4月、東京のJR池袋駅ホームで大学生が殺害された事件で、死亡した立教大4年小林悟さん=当時(21)=の父、邦三郎さん(60)が11日、ほかの犯罪被害者の家族らに参加を呼び掛け、「犯罪被害者家族の会Poena」を発足させました。
 事件から丸10年を迎えたこの日、池袋警察署、JR池袋駅、池袋交通安全協会、池袋母性協会の共催により池袋東口駅前に献花台が設けられ、また未逮捕である犯人の似顔絵入りのビラを配布し、犯人の新たな情報提供を呼びかけました。

 事件直後から小林は、自費でビラを作成し駅前で配布し続け、また懸賞金もかけて犯人を捜し続けてきました。また当初は「傷害致死罪」で7年だった時効も、「殺人罪」へ切り替えるための活動を続けその時効を15年に延ばすことができたのです。

 これまでも妻の紀美子さん(55)からは「もう息子は戻ってこないのだから、もうやめよう」と言われたこともありましたが、「一番悔しいのは息子のはず。この10年間親として闘ってきた。息子はもういいよと言うかもしれないが、少しでも犯罪を減らすために行動することが息子の供養になる」と新たな決意を語りました。今後は犯罪被害者とその家族らの助け合いの場をつくりながら、被害回復と犯罪防止のための制度改革を議論することを目的とし、講演活動なども含め様々な活動を他の被害者家族とともに取組む予定です。

写真は小林邦三郎氏」
(更新:2006/09/03)


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