ニュース・活動報告

「犯罪被害と警察の責任を問う」市民の集いが開催

 2006年7月29日(土)午後1:30分〜5:00、東京都千代田区九段にある自動車会館・大会議室において、主催「7.29 市民の集い実行委員会」、共催「桶川ストーカー事件国賠訴訟を支援する会」による、「犯罪被害と警察の責任」を問う市民の集い――桶川・栃木・牛久の三国賠訴訟の勝利をめざして――とする市民集会が多くの被害者、関係者、報道関係者の参加のもと開催されました。

 この集会は、現在「警察の捜査怠慢と殺害との因果関係」をめぐって、国や県に対し国家賠償請求訴訟を起こした下記の犯罪被害者遺族(原告)と弁護士、他の被害者団体、一般市民、報道関係者らが一堂に会し、これまでの経過と現状について報告するとともに、今後の裁判の勝利を目指して交流と議論を目的として開催されたものです。

1) 桶川ストーカー殺人事件  原告・猪野憲一さん、京子さん
2) 栃木リンチ殺人事件     〃・須藤光男さん
3) 牛久リンチ殺人事件     〃・岡崎后生さん

 Poena会員は、上記の被害者遺族の方々とはこれまでも様々な活動を通して交流があり、その裁判の勝利を願い、微力ではありますが協力させていただいております。「なぜ、わが子が殺害されなければならなかったのか?」、「なぜ、警察は被害者たちの訴えを無視したのか?」、「なぜ、警察は犯罪を隠そうとしたのか?」。一般市民の尊い命が奪われた、その因果関係を明らかにすることが、不幸な犯罪を食い止める第一歩になると考えられます。

 集会の最後には会場から、「こうした市民集会を継続して開催し、訴訟を支援するとともに、国や社会が今すぐ何をやるべきか明らかにしていく必要がある」、との意見が出され、大きな拍手がわき起こりました。

写真は「桶川ストーカー殺人事件・概要を説明する猪野ご夫妻」
「写真協力・高野正子氏」

(更新:2006/08/12)

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