ニュース・活動報告

「医療事故調査委員会(仮称)」の検討について

 平成19年10月17日厚生労働省は、医療行為に関連して予期せぬ形で死亡した人の死因などを究明する「医療事故調査委員会(仮称)」の設置を決め、試案を公表しました。医療機関の死亡例の届出先を、現在の警察ではなく医療事故調査委員会に一本化することや、遺族・患者側の委員をメンバーに入れることなどが柱となっています。
 しかし、予定されている委員の構成メンバーが医療者側に偏っている現実があります。実際に刑事裁判、民事裁判を経験し、真実を究明してきた被害者こそを参加させなければ中立・公正な議論など望めるはずもなく、ましてや真の医療事故の調査などできるのでしょうか。

 医療過誤の真相究明のために長年戦ってきた古館恵美子さんは、ようやく本格的な議論が進むことを歓迎する一方、新たな制度が本当に被害者の立場に立って真実を追究できるものであるか、結果を常に監視していく必要があると訴えて、新たにご意見をお寄せくださいました。

「医療事故調査委員会(仮称)」の検討について」(PDF形式)

2007年12月4日掲載


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