ニュース・活動報告

「足立区立小学校教諭殺人事件」の賠償に対して―遺族と足立区の和解成立

 1978年(昭和53年)に東京都足立区立小学校の女性教諭・石川千佳子さん(当時29歳)が殺害された事件で、遺族が殺人罪の時効成立後に自首した同小学校の元警備員の男(71)と、男を雇用していた足立区に損害賠償を求めた訴訟の控訴審は、2007年12月20日、東京高裁(青柳馨裁判長)で区が遺族に2500万円を支払うことを条件に和解が成立しました。また、和解金の他に区が遺族に哀悼の意を表すことや、再発防止への努力も和解条項に盛り込まれ、直後の23日、北海道小樽市の遺族を同区の近藤弥生区長が弔問し謝罪しました。

 私どもポエナの会は2006年9月27日の新聞報道にて事態を知り、当日遺族(実兄)の了承を得た上で時効の壁に挑戦することを決意し、この賠償に取り組んでまいりました。この事件に関して、ホームページでの署名活動にご協力してくださいました皆様に心より感謝申し上げます。

足立区立小学校教諭殺人事件の賠償に対して」(PDF形式)

2007年12月31日掲載


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