ニュース・活動報告

逃走中の殺人未遂容疑者逮捕の警察官に感謝状

 大阪、京都で3人に重軽傷を負わせ、大阪府警が殺人未遂容疑などで指名手配していた石津淳容疑者(40)が5月30日未明、逃走先の埼玉県上尾市で逮捕されました。同市内の荒川河川敷で警察官とすれ違った容疑者が目をそらしたため、不審に思い職務質問し、身柄を確保、逮捕に結びついたものです。 
 未解決事件の犯人逮捕を願う「犯罪被害者家族の会ポエナ」は、早速このお手柄な警察官2人への表彰を大阪府警に要望いたしました。これまで都道府県警間での表彰制度がなく、当会の直接の要望に対し、大阪府警は初めてこの埼玉県警の警察官に感謝状を贈りました。
 当会を代表して大阪府警に依頼した小林邦三郎は、新聞社の取材に対し、「いくら指名手配をしても、職務質問しなければ捕まらなかった。2人には捕まえてくれてありがとうと言いたい。全国の警察が縄張り争いにならず、早期解決、犯罪防止につなげてほしい」と答えました。
 今回の被害者の一人である女性は、容疑者と全く面識も無く、金欲しさで路上で刺されるという全く許しがたい事件であり、さらにこの容疑者は同じ犯罪を重ねるつもりでいたのです。こうした犯罪を繰返さないためにも警察間の連携を深め、早期の逮捕に努力していただきたいと願っております。

2008年6月14日掲載


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