ニュース・活動報告

16年間の思いを込めて、今年も池袋駅で情報を求める



 平成8年4月11日(木)午後11時30分ころ、JR池袋駅山手線7・8番線ホーム上で、立教大4年の小林悟さん(当時21歳)が見知らぬ男に殴られ、突き倒され死亡した事件から今年で丸16年を迎えました。

 その年と同じく桜が満開となった平成24年4月11日、遺族、警視庁池袋署員、犯罪被害者家族の会ポエナ、池袋地域防犯ボランティア有志、NPO日本ガーディアン・エンジェルス等、これまでで最大の総勢60名を超える人々によって、JR池袋駅、日暮里駅にて午後15:00より犯人の似顔絵チラシ入りのティッシュを3000個配布し、情報提供を呼びかけました。平日の午後という慌ただしい時間にもかかわらず、通行中の多くの皆様にご協力していただけましたことを深く感謝申し上げます。

 残された家族は発生直後から池袋駅、日暮里駅で似顔絵入りのビラを配り続け犯人の情報を求めて参りましたが、残念ながら今日に至るまで逮捕に至っておりません。 池袋署捜査本部の調べでは、犯人の男は当時24〜38歳くらいで身長170〜180センチのがっちりした体格。まぶたが重く、座ったような目つきで、右目尻に穴状の古傷が3つありました。

 その間に、父親である小林邦三郎さんは未解決事件被害者の遺族として、防犯・捜査態勢の強化、重大事件の時効撤廃を要望し、法改正の必要性を訴えて参りました。 平成22年4月27日、殺人などの刑事事件の公訴時効を廃止・延長する改正刑事訴訟法がついに可決成立し、また思いがけずこの事件の公訴時効も撤廃され、それに伴い「公費懸賞金制度= 警視庁捜査特別報奨金制度(300万円)」対象期間が、平成24年4月10日へと、さらにもう1年間延長され、現在も捜査が続けられています。 


 今回、父親の邦三郎さんは事件から16年という年月が経過したことを受け止め、警察庁に対し「公費懸賞金制度」の対象となることを辞退いたしました。池袋駅での呼びかけも今年が最後となります。 公訴時効が撤廃された今、犯人の罪が消えることはありません。遺族の無念が消えるわけでもありません。しかし父親として成すべきことを問い続け、闘い続けてきたからこそ、今後の、日本の国家としての法制度のあり方に問題提起をするため、あえて自ら捜査継続の辞退を訴える決断をいたしました。

 「息子のために16年間闘ってきた。犯人にはきちんと罪を背負ってほしい」
 犯罪被害者家族の会ポエナは会長の小林邦三郎の思いを受け止め、小林の苦渋の決断を理解するものです。今後も犯罪を防ぐための法改正を求めて参りますので、ご理解ご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。

 犯人の情報は直接、情報受付部署:警視庁池袋警察署JR池袋駅山手線ホーム上立教大生殺人事件捜査本部Tel.03-3986-0110(内線3332)にお問い合わせ下さい。

警視庁、事件ファイル「JR池袋駅山手線ホーム上立教大生殺人事件」
 http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/jiken/sokuhou/rikkyo.htm

2012年4月17日掲載


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