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00956/01262 松本允介 胴体をねじって旋回調整
( 8) 95/10/01 00:55 00946へのコメント コメント数:1


みなさん ひじかたさん、こんばんわ

>>私の紙飛行機はこの間のジャパンカップ用に作った物を、
>>持っていって飛ばしましたが、手投げ用の機体はグライド
>>はいいのですが、今一つ上昇が悪くカタパルトの機体はそ
>>の逆で上昇は良くてグライドは悪いという結果でした。

>>それでも松本さんのアドバイスでカタパルトの機体のほう
>>は、40秒くらいが出ましたのでまあまあかなと、

もともと40秒は飛んでいたのが保管運搬で調整が狂ったようです。

私がサゼストした方法は硬木胴のハンドランチグライダーで
使われているものですが、紙の胴体に使えそうなので御紹介します。

ひじかたさんの垂直上昇機(黒田タイプ)の旋回の調整は
スタブティルト(stab: 水平尾翼 tilt: 傾き)を使い、
主翼・垂直尾翼のひねりは一切使ってありません。

問題は旋回半径が極端に小さく、機体は左にバンクして
急速降下する点でした。
主翼・垂直尾翼・胴体にゆかみは見当たりませんでしたから
スタブティルト過大が原因です。
ここで水平尾翼の胴体に対する傾きを変えると、えてして
水平尾翼の取りつけ角が微妙に変わり、折角の上昇調整が
狂ってしまいます。
その対策が胴体をねじる方法です(曲げずにねじる)。
水平尾翼の左翼端が下がる(上がり方を減らす)様にねじり、
これによりスタブティルト量がへり、旋回半径は大きくなり、
したがって急降下もなくなり滞空時間は伸びた、と言うことです。

胴体をねじるのは硬木よりも紙がうんと容易です。くせも良く残ります。
垂直尾翼も傾いてしまいすが、悪効果は特に無いようです。

松本允介