ホームページへ

クレジットカード番号盗用について
(1996年2月8日Nifty会議室投稿)

福住さん いのはらさん 一三式艦戦さん MHIさん 皆さん こんばんわ

 Internetでのクレジットカード番号の盗用が話題になっていますが、私は敢えて反対の意見を述べてご参考に供したいと思います。
アメリカでは電話でカード番号を伝えれば偽名でも買物が出来るのが一番の問題です。したがって何処ででもクレジットカードの番号の盗用が起こります。一番多いのはクレジットカードを扱っている店・ホテル・レストランでの盗用です。店員が出来心をおこせば、それまでです。
 カード伝票からの盗用はInternetで盗むのよりも比較にならないほど簡単です。したがって件数も比較にならないほど多いでしょう。私も2度やられていますから。

 Internetの場合は中継ノード(まともな会社や団体のまともなコンピュータ)の通信ソフトウェアを改ざんする必要があり、これが出来るのはシステムの運営担当者で、通信ソフトウェアを改ざんする知識・能力があり、更に悪意がある人に限られます。(ウイルスを使った改ざんが可能なのはシステムソフトウェアに欠陥がある場合などに限られる様です。)

 Internetでのクレジットカード番号の盗用が心配な人は海外への注文や海外旅行でのクレジットカード自体の使用を諦めるべきでしょう。

 10年ほど前のバレンタインデーに、アメリカのヒューストンで知らない男が知らない女に私のVISAカード番号で花を贈り、150ドルほど請求された事が有りました。カード会社に交渉して払わずに済みましたが多分レストランで番号を盗まれたのだと思います。破り捨てたAmerican Expressカード伝票を貼り合わせ偽の署名をして200ドル請求したリムジンの運転手もいましたが、これも払わずに済みました。
 盗用されてもちゃんと説明すれば支払わなくて済むのが救いです。日本のクレジット会社も同じですよね。