01559/02124 松本允介 r:垂直尾翼容積比
( 8) 95/11/26 03:11 01541へのコメント コメント数:2
a:A-dynamics c:C-Line e:Engine g:General
p:Paper r:Rubber s:Scale t:Towline
坂本さん 皆さん 今晩は
> この記録会で、垂直尾翼面積が大きめであるとの指摘を複数の方からいただきま
し
>たので、垂直尾翼面積を0.333dm^2まで落としものに作り換えました。川越市の田ん
>ぼで再調整してみましたが、かなり景気良く上がる様になりました。ゴムはこの図
面
最初は垂直尾翼面積が大きめでゴムを巻き込んでいくと右に突っ込み気味になる、
いわゆる「はいずり」の兆候がみえました。この原因はほとんどの場合
1. サイドスラストや水平尾翼の右舵など動力時の右旋回要素が強すぎる。
(サイドスラストはプロペラの回転が早いほどまた、舵は進行速度が速いほど
利きが強い。)
または
2. 上半角にくらべて垂直尾翼が大きすぎて螺旋不安定になりスパイラルダイブに近
い
飛行をしている。
のどちらかです。
坂本さんのミニクープの場合は一見して水平尾翼が大きかったので先の助言になった
の
でしょう。
「こうすれば飛ぶ模型飛行機」のW. F. McCombs
氏は垂直尾翼容積比の(適切な)
典型値として次の数値を挙げています(NFFS Symposium,
1994)。
ノルディック(国際級)グライダー 0.6%
屋外HLG 1.2%
屋外ゴム動力滞空機 3.3%
屋外ガス動力滞空機 2.3%
屋外ゴム動力スケール機 3.5%
屋内ゴム動力滞空機(マイクロフィルム) 1.8%
屋内ゴム動力滞空機(マイクロフィルム以外) 2.8%
屋外HLGの数値は紙飛行機にも適用できそうです。
数値がタイプ別に違うのはプロペラの回転時の不安定効果の影響でしょう。あくまで
も
典型値ですから、プロペラの大きさやゴムの強さで数値は変わってきます。
屋外ゴム動力滞空機の場合、垂直尾翼が大きさについては誤解が多くて、大ベテラン
でも、はいずり現象に「垂直尾翼を大きくして直進性をあげなさい。」と助言する人
もいますがら、要注意です。
垂直尾翼のサイズについてはグリーンパークの古川さんが経験豊富です。是非コメン
ト
をお願いします。
>では、 3.2mm の 6条 を使う設計になっていましたがグリーンパークの皆さんが
8
>条を使われているようなのでそれにならいました。フックの間隔が
3 条用のままな
>のでかなり張り気味で使っています。飛行に関しては、基本的にはノウハウの塊み
た
ゴムがかなり張り気味でもプロペラがちゃんとたたむのはモントリオールストッパー
の
威力ですね。ストッパーは記録会のときの物ですが、それとも新作ですか。
PS. 坂本さんのミニクープ諸元については追加の質問がありますが、それはこの次
に
松本允介