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01933/02124 QWE01503 松本允介 RE^3:r:スチレンペーパーライトプレーンのお誘い
( 8) 96/01/11 23:36 01927へのコメント コメント数:1

a/A-dynamics c/C-Line e/Engine g/General h/HLG p/Paper r/Rubber s/Scale t/Tow

いのはらさん 皆さん 今晩は
調整:
プロペラ機も調整の基本は上昇調整と滑空調整の分離です。 被覆胴の場合は上昇調整はスラストつまりプロペライの向きで行うのが楽ですが、 スチレン機では翼表面(水平・垂直尾翼、蝸モフ胴体に対する相対位置)の変更で 容易に行えるでしょう。 滑空調整は主として主翼謔阨tけ翼台の移動による重心位置の移動で行います。 ただし主翼を極端に後ろに移動する必要がある場合は、縦・横の安定性が不足する 心配があるので、機に重りを積む調整の必要が出てくるかも知れません。

先ず重心を設計図に合わせます。これは大体で良いでしょう。次に巻き数を徐々に増やしながら上昇の様qを見ます。 なだらかな右旋回気味のなるべく上向きの上昇が目標です。 十分に機首が上を向かないときは水平尾翼の後端を上げます。逆に、宙返り気味や首を上げすぎて失速気味の時は水平尾翼の後端を上げます(訂正、下げます)。旋回の程度は垂直尾翼の 曲げで調整すると良いでしょう。
この上昇調整の途中でもゴムが全部ほどけると、プロペラが空転して滑空しますから この時の様qで一番ゆっくりグライドする様に重心位置を調整してやります。
こう書くと簡単そうですが、なかなかうまく行かない時も有ります。
一番多いのは元々蝸モェ左右歪んでいたり、胴体が曲がっている事です。 この二つは事前チェックが必要です。 胴体と翼台が平行になっているのも飛ばすたびにチェックする必要が有ります。 このチェックには胴体と翼台の幅が揃っていると容易です。
歪みが無くても上に書いた調整でうまく行かない時も有ります。その時はいよいよ スラストの調整が必要かも知れません。尾翼のひねりが極端になりそうな時も スラストで調整する必要があります。それは別途。

何回巻けるか:
рフ場合、3.2mm TAN II 80cmを二つ折りにした40cmループで1500回巻いています。 10cmループ当たり385回の勘定です。リュブリカント無しではこれだけ巻くのは 無理かもしれません。

ゴムの長さ:
ピッタリの長さではプロペラが空転しないので、1割から2割の余長を取った方が 良いでしょう。2割位長い方が性能も向上します。

引っ掛け金具:
引っかける金具は3.2mm4条のゴムまでなら普通の針金か、園芸店にある盆栽用の アルミ線(1.5mmか2mm)をカギ形にした物が加工も楽(現場で可能)で強度的にも 十分です。プロペラハンガーのプロペラシャフトのすぐ上の少し凹んだ部分をカギに引っかけるのが一番手軽です。カギ形金具の固定は自動車/自転車、立木、柵などが 可能でしょう。

松本允介