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実例で 投稿者:松本@GPF 投稿日:12月19日(月)14時33分52秒

A級ライトプレーンでは重心を前進させた場合縦安定が十分に取れるか、また急上昇と滑空の両立は可能か、実例を見ていだだきます。
写真のA級ライトプレーンの諸元(の一部)です:
機長: 50cm 主翼スパン: 35cm 主翼面積: 2.45dm^2 水平尾翼面積: 0.39dm^2
プロペラ直径: 17cm プロペラのダウンスラスト: 約4.5度(平板の主翼とプロペラシャフトのなす角) サイドスラスト: 0度 主翼・尾翼取り付け角差: 約4度
重心位置: 空力的平均翼弦の33% 水平尾翼のモーメントアーム: 27,5cm
水平尾翼容積比: 0.63

この機体でほぼ垂直に上昇し、滑空も問題ありません。縦安定の悪循環が起こっていないのもご覧のとおりです。重心位置はダウンスラストを少し増やせば25%に持っていけますが、まだやっていません。実行すれば主翼は1cm強後退し水平尾翼をさらに小さく出来ます。ちなみに尾翼は0.5mmスチレンペーバー単板、空気力がほとんど加わっていないことがわかります。
高速時の宙返りの発生は重心位置にかかわらず@縦安定を過大にしない、A適度のスラスト調整で解決できると感じています。