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実例への蛇足 投稿者:松本@GPF 投稿日:12月20日(火)07時56分0秒


実例の主翼はフレキシブル翼です。今回の写真は20グラムの加重をかけたところ。上昇中はもっときれいなカーブに変形します。この翼のねじり剛性はほとんど0ですが、強風時の飛行も問題ありません。気流の乱れに遭遇すると翼を1回羽ばたいて吸収する感じです。調整不足だとフラッターを起こすこともありますが、両翼同時に振動しながら上昇を続け、振動はそのうちに収まります。この翼には写真でははっきり見えませんが、翼先端中央から八の字形にスチレンペーパーが完全に折れ曲がった痕がついています。動力が強すぎで発進直後に主翼が完全に折れ曲がってしまいました。しかし折れ曲がりはすぐに回復してそのまま上昇。その後はまったく問題なく飛んでいます。スチレンペーパーは折れても補強のカーボンがそのままで元に戻ったのです。

このアイデアは紙飛行機の二宮康明さんが現在開発中の1mm厚スチレンペーパー翼のグライダーから借用しました。講釈の受け売りですが、@平板翼はもともと捩れモーメントが発生しない、A後退翼では翼に捩れが出ても発散することはなくすぐに収束する。の2点がポイントです。
高速k発進のカタパルトグライダーが1mm厚でもつならとゴム動力で0.5mmにチャレンジしました。なお、0.5mmのスチレンペーパーはハンズ名古屋店販売のもの。
(ソフトウェア不具合のため写真省略)