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プロペラシャフトの曲がりの補正

よほど太いピアノ線を使わない限り、プロペラが地面なとにあたってプロペラシャフトが曲がるのは避けられません。 シャフトが曲がると左右のピッチがずれるためプロペラが振動して性能が大幅に低下します。その対策は曲げを直すかシャフトをそっくり取り替えるかですが、ここではシャフトの曲がりの調べ方と直し方を紹介します。なお、プロペラの軸穴とプロペラシャフトの太さのずれが大きくてがたがある場合はこの方法の適用は困難です。
ゴムを十分に巻いた状態で写真の様に胴体を水平にプロペラが一番長く見える様に持ちます。まづ注目するのはプロペラブレードの形です。左の写真のブレードの幅が半回転後の右のブレードよりも広く見えます。これは左の写真でシャフトが向う側に曲がっている証拠です。プロペラの付け根とシャフトのゴム掛けの部分をしっかり持って曲がりを修正します。
次にプロペラの先端に見える遠景に注目します。左の先端は機尾方向にずれ、半回転後の右の先端は機首方向にずれていることが分ります。これは右が上のときシャフトが下向きに曲がっている証拠です。同じくゴム掛けの部分をしっかり持って直しましょう。

この方法の付随効果をついでに一つ紹介します。プロペラの中には最初からシャフト用の穴の向きがずれていてシャフトが曲がっていなくてもこのページの写真の様に見えるのがあります。その場合もここに紹介した方法がそっくり使えます。そのときはシャフトをわざと曲げて左右ブレードのピッチを揃えたことになれます。