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こんなのあり?
ライトプレーン用遅延プロペラ回転開始機構
(Delayed Prop Start, DPR)
(06-04-02, -05-29)

2m弱の糸(タコ糸が扱いやすい)の一端に6cm程のピアノ線、他端に16番の輪ゴムを結びつけた小物を準備し、プラスチック製のプロペラハンガー(コメタル)の脚を保持する溝の先端部分に1mm前後の穴を開けておきます。

ゴムを巻き終わったら小物のピンをプロペラハンガーの後からプロペラが固定できる様に十分に差し込みます。輪ゴムを利き手の手首に掛けて発航準備は完了です。後は飛行機をこわれない程度の速度で狙った方向に投げるだけです。タコ糸がいっぱいに伸び切ったところでピンが抜けて手元にのこり、プロペラは回転を始めます。この間の経過時間と高度獲得が記録に多少なりもと寄与します。狙った方向に割りと正確に投げられること、片手が空いているのでストップウォッチなどの操作が出来ること、発航までプロペラを押さえておく必要がないこと、などもこの方式の利点です。
(ピンを使うだけでも簡単プロペラ保持具になります。)

競技会での使用は要注意でしょう。競技委員長から失格を宣告される惧れがあります。
もっとスマートな片手投げなら反則の心配はありません。

とは言ってもフリーフライト国内級競技規定で関連がありそうなのは
・LP級、R級、E級、HLG級の出発は手投げとする。
・飛行時間中に模型のいずれかの部分が脱落したときはやり直しができる。
・LP級、R級、E級、HLG級の飛行の開始は、模型が競技者の手から離れた瞬間とする。
の3点だけです。