二重デサマライザー(08-02-12)

通常のポップアップ式のデサマライザーでは強力なサーマルの場合は動作しても満足に降下せず紛失が避けられません。また重心を33パーセント付近に前進させると動作時に縦の振動が最後まで収まりません。主翼を外すポップオフ式が確実に回収できますがセットアップがやや複雑だし、着木した場合の回収も困難です。動力ゴムを垂れ下がらせる方式(俗称ゴムストン)は動作すれば確実の降下しますが、着陸のショックでプロペラシャフトが曲がることがあり、またゴム束にこぶが出来ると動作しないここともあります。
最近、ライトプレーンは全部重心位置33%付近にしており、機体が比較的軽いので絶対確実の回収するために多少の欠点は我慢してポップオフと動力ゴム垂れ下がりの2方式併用を励行しています。
なお、機体の重心が50%前後以後になるとこの二つのデサマライザーが同時に動作すると効果を互いに打ち消しあい、元の滑空状態に入ってしまいますから要注意です。

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