ロイヤルハワイアン滞在記
(2000年8月)
5.食事&買い物
ヤミー・コリアンバーベキュー
4回の夕食のうち2回は、安くてうまい、いつものカルビプレート+ビール。相変わらずの場末の雰囲気の中でも、相変わらずの美味しさで、実に幸せ。夕食時は、いつも3〜4人くらい並んでおり、混んでくると行列が10人くらいまで長くなることもあった。日本語で注文しても理解してくれるので、盛り合わせのキムチの指定が楽になった。
客層は、日本人が主体で、ほとんどがアジア系。日本人でも、わが家のようなヨレヨレの服でビーチサンダルで、いかにもお金を持っていなそうに見える人が多い。ハワイの場合、「服装のくたびれ度合いは、訪問回数に比例する(初回が一番気合いが入っている)」という説がある。ヤミーはガイドブックに載ることはほとんどなさそうなボロイ店なので、客のほとんどはリピーターと思われるが、並んでいる客を見ると、この説は当たっている気がする(単に貧乏な奴が集まる店だから、かもしれないが)。
カルビプレート2人前と他のプレート1人前で、15.41ドル。ビールは近くのやや恐い黒人が店員をしているバーで、バドワイザーの瓶を買える(飲み終わったら空き瓶を店に返しに行くこと)。しかし、これを知っている人は少ないようで、何人もの日本人に「ビールはどこで買うのでしょうか」と聞かれた。
ジューススタンド
ヤミーでお腹がいっぱいになったら、次は必ず、近くにあるジューススタンドですいかのスムージー。なぜか、本物のスイカを食べるよりも美味しい。あまりに美味しいので、4泊の滞在中、毎晩顔を出した。今回はイチゴのスムージーも試してみたが、あんまり美味しくなかった。
4日目は他の客が少なくておじさんは暇そうで、雑談になった。おじさんは香港から来たらしい。「この店のすいかのスムージーの美味しさは、日本でも有名だ」と言ったら、「そうかなあ、そんなに日本人は買ってくれない、客の多くは白人だ」と言う。ヤミーは調理している(肉を焼いている)のは店の奥なので客からは見えない。だから清潔か不潔か、良く分からない。このジューススタンドは目の前でフルーツをカットしてジューサーに放り込むので、やっていることは丸見えだ。店の前は明るく、メニューもしっかり表示されているが、キッチンまわりはけっこうゴタゴタしている。先進国の飲食店だから、多少は散らかっていても、たぶん清潔にしているのだと思う。しかしその様子とおじさんのひげ面を見たら、「こんな店のジュースを飲んだら、お腹を壊すかも」と日本人は思ってしまうのかもしれない。実際、奥さん(アジア系)だけが店番をしているときの方が、よく売れているようにも見えた。
今度行ったら、「コックの帽子をかぶり、白衣を着て、ひげを剃れば、日本人の客が増えるかも」とアドバイスしてみよう。そんな場違いな格好では、気味が悪くて、白人客を失うかもしれないが。
キリン・レストラン
かなり前、レンタカーを借りての滞在の際に1回行ったが、その後はレンタカーを借りることがなくなったので、足が遠のいていた。今回は、タクシーでアリゾナ・メモリアルを見に行ったので、帰路、ホテルまでの通り道に当たるので、店の前までタクシーで乗り付けた。
アリゾナ・メモリアルを引き上げる際、公衆電話で最近の様子を尋ねたら、流暢な日本語を話す人が出た(たぶん店員で唯一日本語を話す女将さんのような人)。「夕食は予約がないお客様は、1時間以上お待ちいただく場合もあります」と言うので、「今からタクシーで向かうので、よろしく」と予約した。
店に着いたのは17時半ころ。まだ店内はガラガラだった。しかし18時半くらいからどんどん客が増えて、店を出た19時くらいには、推定20人くらいの空席待ちの客が、店の外でわいわいやっていた。小さな家族連れも少なくなかった。
前回、不覚にも食べ残してしまっているので、今回は品数を絞り込んだ。ライブ・プロウンのスチーム(生きている小エビを蒸して、生姜醤油でいただく)は、今回も素晴らしく美味しかったので、けっこうな値段だがお代わりした。親子3人でビールは2本だけでチップも入れて85ドルだった。わが家が知っている「安くはないが美味しい店」は、ここだけだ。
マカイ・マーケット
アラモアナ・ショッピングセンターは、フットロッカー(スニーカー)と何軒かの水着ショップしか用がないので、今回はプールの後、夕方に出かけて1時間で買い物を済ませた。夕食は、フードコートのマカイ・マーケットで、親子3人、まったくバラバラのものを食べた。タイ料理店のサイミン(ベトナム風ラーメン)、特にスープが不思議な美味しさなので、今回も食べてしまった。
マカイマーケットは、探せば安くてうまい店が見つかる。失敗しても、安くてまずい店なので、ダメージが少ない。騒々しいのが多少気になるが、わが家のような貧乏人にはなかなかいいところだと思う。
朝食
朝食は外に出るのが面倒で、かといってルームサービスも値段で驚いてしまう小心者のわが家なので、日本から持っていったカップラーメンや、前夜セブンイレブンで買っておいたサンドイッチ、牛乳、フルーツなどで済ませた。やはりハワイの気候には、不思議と「キツネどん兵衛」が合う。
昼食
滞在中の昼食は3回ともプールサイドカフェ。

買い物
わが家の場合、ワイキキでは行く店と買う物が固定化している。インターナショナル・マーケットプレイス(フードコートにヤミーがある)のTシャツ店(10軒くらい)、ロイヤルハワイアン・ショッピングセンターのTシャツ屋台(数軒ある中の1軒だけ)、ワイキキショッパーズプラザの水着店(3軒くらい)、アラモアナ・ショッピングセンターのフットロッカー(3軒)&水着店(3軒くらい)を回って、Tシャツ、短パン、スニーカー、靴下など。実用品しか買っていない。
Tシャツ屋台は、仕入れのセンスが良く、おばちゃんが品質について正直で間違いがないのでとても気に入っていて、毎回15〜20枚くらいのTシャツを買っている。今回は、ジューススタンドの後、このTシャツ屋台を見てから部屋に帰るという4日間だった。ここのおばちゃんは日本人か日系人のように見えるが、あまり日本語は通じない。本当は中国人で、一時沖縄にいて、そこで子供を生んだこともあると言う(その子供がどうなったのかは聞けなかった)。他人へのプレゼントには、洗濯するとすぐに首の部分が伸びる6枚20ドルの廉価品を、そして自分用には丈夫な4枚20ドルや1枚10ドルの高級品を勧めてくれる。以前からこのアドバイスに従い、自分用には廉価品Tシャツを買わないようにしているのだが、ワイキキの他の店で買ったTシャツは、高級品なのに洗濯するとすぐに首の部分が伸びたものがあった。この店で買ったTシャツは、高級品はちゃんと長持ちしている。
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ワイキキショッパーズプラザの水着店 |
ロイヤルハワイアンSCのTシャツ屋台 |
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