ニュース・活動報告

英会話講師リンゼイさん殺害事件から1年

――ご両親への手紙と署名嘆願書をイギリス大使館に提出


<イギリス大使館の前で取材に応じる小林邦三郎>

 千葉県市川市の市橋達也容疑者(29歳)のマンションで、英国籍の英会話学校講師リンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22歳)が他殺体で発見されてから、3月26日で早や1年を迎えました。この事件に関して、「犯罪被害者家族の会ポエナ」では逃走を許した警察の責任を求め、逮捕に向け最大の努力をしていただくよう訴えてまいりました。<当HP活動報告;「息子に自首を呼び掛けて」――英国人女性殺害事件容疑者の父親に手紙
 その前日の2008年3月25日、未解決事件の時効と戦う当会会長小林邦三郎は、捜査協力のため来日されていたリンゼイさんのご両親に宛てた手紙とともに、容疑者の両親が息子に自首を呼びかけ、被害者遺族への謝罪を明らかのすることを求めて集めた嘆願書をイギリス大使館に提出いたしました。

 この事件に関しては早期に公費懸賞金がかけられ、度々報道にも取り上げられていますが、今日現在まだ逮捕に至っておりません。イギリスでは殺人事件の公訴時効が無いと言います。遠く離れた異国の地で被害に遭い、さらに日本では時効が待っているということは、二重三重の苦しみと悲しみをご遺族に日々与え続けていくことになります。
 ポエナでは一日も早く市橋達也が逮捕されることを願うとともに、こうした凶悪事件の時効の撤廃について今後も訴えて参りたいと思います。

○容疑者に関する情報は行徳警察のホームページをご覧ください。
「市川市福栄における英国人女性殺人・死体遺棄事件」
http://www.police.pref.chiba.jp/police/police_department/gyotoku/info.php

2008年3月28掲載


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