ゴム動力模型飛行機ホームページ プロペラのデータ
ゴム動力ヘリコプター
胴体と安定板の慣性モーメント
長さ30cmの胴体は重さが約1gで回転の中心と考えられるゴム束から1.1cm離れているのでその慣性モーメントは1*1.1^2
= 1.2gcm^2
この値は非常に小さいので無視できる。
1mmスチレンペーパーが1g/dm^2であることを考慮して
22cmx6cmの安定板の慣性モーメントは2*0.06*11^3/3
= 53.2gcm^2
22cmx6cmの安定板の慣性モーメントは2*0.06*7.2^3/3
= 14.9gcm^2
中心から6.8cmの位置に付加した重りの慣性モーメントは0.84*6.8^2
= 38.8gcm^2
したがって重りつき22cmx6cmの安定板の慣性モーメントは14.9+38.8
= 53.7gcm^2
15cmプロペラの場合、22cmx6cmの安定板では安定な上昇は出来ない。22cmx6cmの安定板の場合は重りの付加の有無に無関係に垂直上昇ができる。22cmx6cmの安定板と重りつき22cmx6cmの安定板の慣性モーメントは同じですから安定な上昇が出来ない原因は慣性モーメント以外の何か空力的なものと考えざるをえません。