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余長の出ないゴムの結び方(06-01-19, 22-09-27)

正確に計量したゴムがそっくりそのまま使えるのが理想ですが、従来のゴムの結び方ではどうしても結び目に2cmや3cmの余長が出て無駄になります。1/8インチ(3.2mm)幅のゴム3cmの重さは約0.1グラムであり、ゴム搭載量数グラムの小型機では無視できない量です。また、新しいゴムでも一箇所がすぐに切れることがよくあります。節約家なら10回位切れるまでゴムをつないで使います。そんな時に役立つのがこの結び方です。
まづ軽く潤滑(潤滑液が無いときはつばをたっぷり)したゴムを写真1の様にゆったりと結びます。端では2本の長さが大体揃う様にします。

次に、ゴムの端約1mmか2mmをクリップで固定し赤矢印の部分を両手で持って結び目を外にたぐりきつく締めます。現場ではクリップのかわりにゴムの端を歯で噛んでもいい。

外側の結び目が完成したら次に写真3の通り赤矢印の所をたぐり、内側の結び目をきつ締めます。

完成すると写真4の通り。余長は1mm以下に出来ます。結び目を糸や瞬間接着剤で固定する必要はありません。潤滑液をたっぷりつけてもまずほどけません。

文章で書くとこんなにややこしくなります。

リューブリカントが付きすぎていると数分でゴムがほどけてしまうことがあります。
その時の対策は余長をやや長め(5mm弱)に取って結び(下図左)、ゴムの先端2本を瞬間接着剤で固定すれば十分です(下図右)。