着物地で創る洋服の専門店西村宏美のお店「グランベル」 着物地で創る洋服の専門店西村宏美のお店「グランベル」 着物地で創る洋服の専門店西村宏美のお店「グランベル」
着物地で創る洋服の専門店西村宏美のお店「グランベル」
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 〒980-0811
 仙台市青葉区一番町2-11-1
 株式会社グランベル
 Tel&Fax:022-268-2171

着物地で創る洋服の専門店西村宏美のお店「グランベル」


  ファッションコーディネイト

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ファッションショー・各種ファッションイベントの企画
杭州世界レジャー博覧会ファッションショー
杭州世界レジャー博覧会ファッションショー

杭州世界レジャー博覧会のファッションショーが世界貿易センターホテルにて2006年10月8日に開催されました。中国政府主催の日中友好ファッションショーに、西村宏美が始めてお招きを受けたのは1999年「西安」でした。
杭州世界レジャー博覧会ファッションショー 当時は、上海以外には大都市である古都「西安」でも、モデル会社がありませんでした。市民からモデルを公募し、私はモデルのオーデションに立会い、モデルさんたちにウォーキングの指導をすることから始まりました。
日本でFS音楽はすでにCDとMDに編集して準備した後、音響機材がカセット対応とのFAXがはいり、慌ててヨドバシカメラに行きました。店頭にはカセット用のコンポはなく、取寄せて購入するために一週間を要し、出発前に徹夜でカセットに編集し直したことを覚えています。
会場は出来たてピカピカのシェラトンホテル、そして、出来たてホヤホヤのモデル達と日中友好の絆を結んだのが始まりです。きっと、楽屋のお手伝いに駆けつけてくれた現地服飾学校の生徒達の中にはプロのデザイナーになって頑張っている方もいらっしゃることでしょうね。懐かしい思い出です。 杭州世界レジャー博覧会ファッションショー
以来、宝鶏、南昌、上海など各地に招かれ、この度の杭州では、台本作りから演出構成企画までの総合プロジュースを西村宏美が担当しました。
中国政府主催のファッションショーなので、世界貿易センターホテルFS会場は、音響照明も洗練されていてすばらしい会場でした。モデル会社との打合せもリハーサルも全て順調に進み、大盛況の中に日中友好の絆はますます深くなりました。
文:服飾デザイナー 西村宏美(2007年9月記)


音響照明最新設備
音響・照明が最新設備の会場
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フランス王立政治科学大学校にて

西村宏美は、フランスパリのカルチェラタン地区にある国立政治科学大学校の大講堂にて2000年4月19日に「日本の伝統文化−和紙の世界」と題して講演をしました。主催は、大学の卒業生からなる団体からの依頼で、母校の在校生に「日本人の感性にふれグーバルな世界観を育成したい」とのものでした。フランスの大統領をはじめ多くの政治家を輩出している同校の卒業生の有志がスポンサーとなり、年に一度外国人を講師に招いて特別講演を開催するというイベントでした。

フランス王立政治科学大学校にて
フランス王立政治科学大学校にてフランス王立政治科学大学校にてフランス王立政治科学大学校にて

フランス人の学生に尋ねてみると、日本の和紙のイメージは便箋かランプシェードのイメージしかありませんでした。もちろん日本でも文をしたためるために、経典を書き残すために、そして「ちょうちん」や「番傘」など、和紙は生活の中にさまざまな形で利用されてきました。日本人の大人は、ホッチキスがない時代に紙を「こより」として用いたこと、茶道の懐紙について・・・。子供たちは「千羽鶴」をつくり病気のおばあちゃんにプレゼントしたこと、紙飛行機をつくって飛行距離を競争して遊んだこと、お正月に凧あげをして遊んだこと・・・等。日本の生活文化と和紙のかかわりから、日本人特有の感性が磨かれ、「折り紙」の造形美から西村宏美の和紙のデザインが生まれたこと・・・等、和紙で服を作る時に苦労したこと、工夫したこと・・・・等を、作品を通して紹介しました。

学内の廊下でウォーキングのオーデションをして、女子学生から10名のモデルを選び、和紙を素材とした西村宏美のオートクチュール作品を披露してもらいました。フランス王立政治科学大学校にて音響照明やヘアメイクは、それぞれの作品にあわせて学生たちが自由に演出を担当し、まさに日本の伝統文化、和紙のデザインとフランスのエスプリが融合して、学生と共に企画したこのファッションショーは文化祭のように盛り上がりました。 フィナーレの時、ラウンド型の小さなブーケを学長からいただきました。フランス王立政治科学大学校にて楽屋にもどり、あらためてそのブーケを覗いてみると、なんと、バラの花束は全て学生達の手作りの折り紙でした。折り紙の花束をもらうのは初めての事でした、しかも外国で・・・。その花束はフランスのエスプリの香りにあふれていました。
文:服飾デザイナー 西村宏美 (2007年9月記)

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ファッション講座の企画
せんだいメディアテークにて

西村宏美は、仙台デザインウイーク2日目の12月18日に、せんだいメディアテークのオープンスクエアにて、「地域から世界へ」と題して、ファッショントークの講師を担当しました。

せんだいメディアテークにて

西村宏美のファッションワールドへようこそ
せんだいメディアテークにて私にとって海外での仕事は、FIMT国際ファッションショーに参加させていただく幸運に恵まれたことに始まります。国際デビューは1994年タイのバンコックでした。以来11年間連続参加させていただいております。また、1997年にフランスの近郊都市ベルサイユのフェスティバル・ジャポンに参加させて頂いた事がきっかけとなり、翌年1998年に初のパリコレクションを開催し、以来フランスでのコレクションは10回ほど経験しました。1999年より、中国人民政府主催の国際ショーにも多数参加客演させていただいております。
サブタイトルのように、向こう見ずにも仙台から世界へ飛び込んだ私は、海外での仕事をとおして沢山の体験をしました。その中で、ほんの少しの嬉しかったことは、私だけの胸中に大切に暖めておきます。せんだいメディアテークにてしかし、今まで誰にも明かした事のない、私の心底に冷凍保存していた、驚いたこと、悲しかったこと、悔しかったこと、等等・・・・。10年を経て今なら語れそうな気がします。 まもなく冷凍庫のドアが開きます。デザイナーとしての生みの苦しみや、楽屋裏のエピソード、小さな恋のエピソード・・・等を、7つのシーンにトークを盛り込んで、ファッションショーを構成しました。 どうぞ、最後までお付き合い下さいますよう・・・・。
文:服飾デザイナー 西村宏美(2004年12月記)

せんだいメディアテークにて
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宏美流エレガント学
パリの街には花屋が多い。夕暮れ時には、バラを持った男とよくすれ違う。男性のスーツ姿とバラは思いのほか似合うものだ。私は花屋の前で足を止めた。サラリーマン風のその男は、それは真剣にバラを一本ずつ手にとって選んでいる。迷ったあげく買ったのは一本だけで、そのバラを愛おしむようにして雑踏の中に消えていった。エレガントな、という言葉は、男のための形容詞にもふさわしい、とそのとき思った。
パリの街にはカフェも多い。入り口のドアを開けるのは男で、先に入ってくるのは女。女のコートを脱がせるのも着せるのも男。そしてワインをつぐのも男。レディーファーストの精神とは、女をエレガントに見せるための男による演出なのかも知れない・・・。 エレガントとは、男と女の間で共有し育んでいくもの。その根底にはセクシーさが潜んでいるから、けっして少年少女にこの言葉は似合わない。
服をデザインするとき、そこはかとなくセクシーさが匂い立つようなエレガントさを表現できたら、と常に思う。
パリではエレベーターに一歩足を踏み入れた時、見知らぬ誰かの残り香を感じることがある。不思議なことに私はそんな時、新しいデザインがインスピレーションされる。本来のフレグランスの香りと本人の体臭がメランジュされて、その人だけのオリジナルの香りが生まれる。服を着こなすというのは、そういうことなのではないかと思う。

活性化情報「ESPO」No.81
ニュービジネスヒント「私の提案」掲載より




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