ロイヤルハワイアン滞在記

1993年7月)


7.レストラン&ショップ

食事は、夕食だけ外に食べに出た。朝食はそのへんで買ってきたサンドイッチやコーンフレーク、フルーツなどを部屋のラナイで。そして昼食はもっぱらプールサイドカフェだった。

 デニーズ

レンタカーでパールリッジセンターに行った際、道路から目立つ位置にあったので昼食にした。アメリカ本土での経験では、デニーズは店によって雰囲気が大違いで、有色人種と白人でコーナーが分かれている店とか(当然、有色人種コーナーに案内されて、ちょっとこわかった)、暗くて椅子がボロボロで客層が悪い店とか、かなり当たり外れがあったので、この時はクルマの中からよーく店内をチェックした。幸い、この店は明るく快適そうだったので、入ることにした。ちょうど昼メシ時で20分くらい待たされたが、日本のデニーズでは絶滅したフレンチディップが美味しくてハッピーだった。

高いサーフ・ルームだけでなく、安いデニーズでも、当然ウェイトレスは一生懸命サービスしていて、絶えずチェックに来るので、客としてもてなされている感じがする。ビジネスクラスのスチュワーデスと似た感じ。日本のファミリーレストランは、最近の不景気のためかますます店員を少なくしているようで、コーヒーのお替わりをもらうのにも苦労することがある。そもそも、がんばってもさぼってもほとんど同じ給料では、ファミレスのウェイトレスはやる気が出なくて当たり前だ。エコノミークラスのスチュワーデスのように。日本もウェイトレスをチップ制にすれば、サービスが急激に向上してレストランの快適性が高まると思う。

 ペリーズ・スモーギー

朝・昼・晩といつもビュッフェの店。安くて、料理によっては美味しかった(不味いのもあるので、料理を取るときはくじを引いているみたいで、少しドキドキする)ので、気に入って3回行った。2軒あって、ハレクラニに近いどこかのホテル内の店は新しくて小さくて明るい。ロイヤルハワイアンから東北の方角、歩いて10分くらいのところに昔からの店があり、建物は古くやや暗く落ち着いた雰囲気。両方試した結果、昔からの店の方が人口密度が低く店内が静かだったので、3回目はこっちにした

どちらの店も、夕食時にやや早めに行ったところ、20人くらい並んでいた。しかし店内は広くて空席がいつもある状態なので、5分か10分しか待たなかった。もっと遅くなるとかなり列が長くなるらしい。客は白人が過半数で、日本人は少なかった。

 ヤミー・コリアンバーベキュー

お手軽な焼肉のランチプレートの店。チェーン店で、何店もあるらしい。アラモアナショッピングセンターにもあった。ここのカルビプレート(7ドルくらい)のカルビは、ひとり50ドルくらい必要な新羅という焼肉店(ロイヤルハワイアンセンター内)のカルビよりも美味しかった。

カウンターでまず肉をオーダーし、つけ合わせの野菜を4品選んでいる内に奥の厨房で急いで肉を焼いて、カウンターで野菜とご飯をプレートに乗せて、お会計を済ませていると、ほどなく肉が焼き上がりランチプレートができあがる、という作業の流れがきわめて合理的でお客様本位。安くて美味しいだけでなく、店舗運営にも素晴らしい工夫があることから、店構えこそボロイが、オーナーの経営手腕は素晴らしいと感じた。

 チャックス・ステーキハウス

ロイヤルハワイアンの東隣のアウトリガー・ワイキキの1階のビーチ側にあるステーキハウス。料理にサラダバーがついていて、なかなか良かった。ステーキは20ドルくらいだが、もっと安い料理を頼んだので、3人で35ドルくらいだった(娘は飲物だけオーダーで、親のを分けっこ、それでも食べきれないくらい、ボリュームがあった)。

 スパゲッティ・スパゲッティ(1998年夏には店がなくなっていた)

ひどい味で、まったく口に合わなかった。ロイヤルハワイアン・ショッピングセンターの中のスパゲッティのバイキング形式の店。飲物込みで親子3人で23ドルとかなり安いのであまり文句は言えないが、のびきって大味なスパゲッティばかりなのでちょっと食べただけで店を出た。なぜか、白人の若者たちがわいわい美味しそうに食べていた。

 シズラー

日本にもあるステーキレストラン。駐車場があって便利だが、人口密度が高く店内があまりにやかましくて、走り回っている子供も何人もいて(悪い子はみんな日本人だった)、落ち着かないので早めに切り上げた。味も、まあこんなもんかなという感じ。

グァムの店は空いてて静かで安い割には美味しかったので、期待して行ったのに残念だった。夕食時を外せばいいのかもしれない。日本の店では豊富でおいしいサラダバーが魅力的だが、ここのサラダバーは貧しくそしてあまり美味しくなかった。

 新羅

ロイヤルハワイアン・ショッピングセンターの中の焼き肉レストラン。4年くらい前にNYのコリアンタウンで食べたカルビがとても美味しく、またキムチも韓国風サービス(いろいろと持ってきてくれて食べ放題)で、あまり高くなくてとても幸せを感じたことがあったので、もしかしたらと思って入ってみた。

しかし残念ながら、キムチは日本式サービス。またカルビもまあまあの美味しさで値段相応(3人で92ドル)という感じ。店内はきれいで従業員も多く、サービスも良くて悪いお店ではないが、安くて美味しい店とは言えない。普通の、やや高級な店。

 Tシャツの屋台

ショップでは、そのへんにたくさんある安いTシャツの屋台で、気に入った柄を探すのが楽しかった。相場は、まあまあ選べる店の場合、子供用が2枚で10ドル、大人用が2枚で18ドルくらい。まとめて買う場合は、さらに交渉の余地がある。

もっと安い店もあったが、そういう店にはいい柄がほとんどなく、いかにも売れ残りという感じ。Tシャツの素材も、安い店は頼りない感じ(洗ったらすぐにヘロヘロになりそうな生地)だった。

 フットロッカー

現地のガイドブックのクーポン券のたぐいは、期待していたほどバラエティがなくて残念だった。唯一、ハーツがくれたフットロッカー(スポーツシューズ店)のクーポンが、役に立った。50ドル以上買ったので、10ドル引いてくれた(子供用のリーボック2足で54ドルが44ドル)。けっこう安く感じたので私のウォーキングシューズも探したのだが、ちょうどサイズ切れで残念。

 セブンイレブン

24時間のセブンイレブンには、飲物や朝食用サンドイッチなど、毎日のように深夜買物に行った。ロイヤルハワイアンの北の方の店へ、暗く寂しい裏通りみたいな路地(後で聞いたら、けっこうあぶない道らしい)を通って、5分くらい。11時とか12時ころのカラカウア通りには、ストリートガールがたくさんいて、目が合うと声をかけてくる。相手が相手なので、じっくりは見れなかったが、オトコのような雰囲気の女性もいた。2時とか3時になると、さすがにもう立っていなかった。

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