ロイヤルハワイアン滞在記
(1994年12月)
4.食事
朝食
朝食は、サンドイッチやいろんなパン(ABCマートなどで購入)、カップ麺(スーツケースの隙間充填材として持って行った)、フルーツ(部屋に届けられたフルーツバスケットは、かなり量があった)など。飲物は、娘は牛乳(ABCマートで購入)、大人はコーヒーや紅茶(プールサイドカフェで朝は無料サービスなので、これをもらってきた)など。サンドイッチは、なかなか美味しいのが見つからず、ABCマート、アウトリガー・ワイキキのサンドイッチ店、セブン・イレブンと試して、パサパサしていない点で、セブン・イレブンのものが最も美味しかった。ラナイで食べていると、小鳥がやってくるので、美味しくないサンドイッチはどんどん鳥の餌にした。
カップ麺は、ハワイの気候には不思議と「きつねどん兵衛」が合うことが前回の経験で分かっていたので、10個くらい持って行った。比較実験のため少しだけカップ焼きそばも持って行ったが、予想通り、ハワイではカップ焼きそばは全然美味しくなかった。湿度が低いことがその原因ではないかと私は推測している。
プールサイド・カフェ
前回と同様、日中はずっとプールにいたので、昼食はたいていプールサイド・カフェのホットドッグやクラブハウスサンドウィッチだった。プールサイド・カフェのメニューは、前回とは少し変わっていて、キッズ・ホットドック(おもちゃ付き)というメニューが新登場。小さなホットドック、小さなサラダ、ポテトチップの小袋、飲物付で、値段も割安だった。
付いているおもちゃは、「ROYAL HAWAIIAN CLUB」とロゴがあしらわれたピンクのバケツに白いスコップが付いた、とてもかっこいい砂場遊びセット。まるで、ロイヤルハワイアンのメンバーズクラブのような感じ。娘がこれを入手したら、他の子供もみな欲しがったようで、その日のうちにプールサイドの子供は全員これを持つようになった。そして次の日、わが家が2個目のバケツを手に入れたら、それで品切れになってしまった。再入荷したのだろうか、気になる。
モアナ・サーフライダーのバニヤンベランダでは、朝食のビュッフェをやっているので、でも昼食のビュッフェはあったっけかなあ、と思いながら昼飯時に行ってみたら、ハイ・ティーだった。ハイ・ティーでは食べるものが少ないため、娘がおとなしくしていられそうにない。せっかく水着から服に着替えて出てきたのに、あきらめた。
サーフルーム
昼食と夕食の食べ物は、SCI35%offカードが効くので、ホテル内(ワイキキのシェラトン系ならどこでも)が割安になる。そこで、昼食はプールサイド・カフェだけでなく、サーフルームにも2回行った。昼食のバイキングは定価でひとり20.5ドル、アイスコーヒーかアイスティー付。ここではアイスコーヒーが正規のメニューになっていたが、味はプールサイドカフェと同じ。このまずいアイスコーヒーを飲んでいるのは日本人だけだった。この2つの飲物は飲み放題。アイスティーはパイナップルがのっていて、とても美味しかった。
サーフルームは、水着でも乾いていればOK、でも袖付のシャツ(Tシャツでも可)を着てね、という服装ルール。実際には水着の客はほとんどいなかった。涼しかったからかもしれない。わが家も水着にTシャツでは寒いと思い、部屋で着替えてからサーフルームに行った。前回の経験で、昼は決して格式の高い店ではないと勝手が分かっているので、今回は出迎えるウェイターに「ビーチ沿いの席がいい」と注文をつけたり、気楽に振舞えて気が楽だった。
しかし、ビーチに面した席は4人テーブルで、2人で使うなら最高だが、3人だと誰かがビーチ側に座ることになり、直射日光にさらされる。娘をジリジリ焼いて疲れさせて昼寝させようとしたのだが、この企みを察知したのか娘は日陰の椅子がいいと言って譲らず、結局2回とも私が直射日光にあぶられて、ぐったりした。3人以上の場合は、ビーチ沿いの席は避けた方が賢明である。
3歳11カ月の娘は、かなり食べるにもかかわらず、前回と同様に今回も無料だった。前回の2歳半の時ですら、娘はけっこうフルーツを食べていて、無料では申し訳ないような気がしたのだが、今回も無料とは驚いた。さらに35%引きだと親子3人のランチビュッフェは26.65ドル、ひとりあたりではたったの8.88ドル。娘は椅子のマット2枚重ねで座っていたので使わなかったが、この店にはハイチェアもブースターもあり、子供をとても大切にしている姿勢が感じられた。
ヤミー・コリアンバーベキュー&ジュース売店
夕食は、前回気に入ったプレートランチのヤミー・コリアンバーベキュー(インターナショナル・マーケットプレイスのフードコート)に、7晩のうち3回も行ってしまった。1人前8ドルくらい。お気に入りは、私と娘はカルビ・プレート、カミさんはビビンパ。カルビ・プレートは、骨付のカルビ肉とお好きな野菜類(キムチ系を含む)4種、さらにライスが2スクープで、美味しくて量も充分。野菜類には辛くないのもある(教えてくれる)ので、子供でも安心だった。アラモアナ・ショッピングセンターのフードコートにもあるが、こっちの店の方が空いていて快適だった。
同じインターナショナル・マーケットプレイスのフードコートの一角にあるジュース売店がまた秀逸で、毎日いろいろ試してみたが、スイカのスムージー(シェイクみたいな飲物)が絶品だった。スイカジュースは水っぽくてあまり美味しくなかったが、シェイクの方は素晴らしい味。ストロベリー・スムージーもかなりいけた。店はボロいが、材料がいいのだと思う。
このフードコートの飲食店は全部で20軒くらいだが、人気ナンバー1は、ヤミー・コリアンバーベキュー。しかし、客の数は波があって、誰も並んでいないと、その状態がしばらく続く。そして1人か2人客が付くと、その後に列ができて、5人くらい並ぶ。この状態がしばらく続き、列がなくなると、また客が途切れる。サクラ効果がどのように発揮されるのか経過観察できて、とても興味深かった。
キリン・レストラン
1回くらいは贅沢をしようと、数カ月前にロイヤルハワイアンに泊まった友人から教わったキリン・レストランへ。ホテル街の北の方、歩くにはちょっと無理な距離にある中華レストランで、ここのお勧めはライヴ・シーフード。水槽の中のロブスターやカニ、車海老などを、お好きな料理法で出してくれる。わが家はロブスターやカニはあまり好きでないので、中国語/英語併記のメニューを見ながらウェイトレスとじっくり10分くらい相談して(早めの時間だったので、その頃は店は空いていた)、車海老を蒸してもらった。ショウガ醤油で食べたが、とっても美味しくて、3人で奪い合うように食べた。
その他いくつか頼んでしめて100ドルくらい、安くはないが値段以上に美味しい。ウェイトレスが高額のライヴ・シーフードをしつこく勧めること、勘定書きのはじにチップの金額がすでに書き込まれていること、の2点が難点だが、ウェイトレスはこまめに回っていて、だいたい日本語が通じて(予約の電話をしたときは日本語は通じなかったけど)、食べきれないと見るや料理をドギーバックに入れてくれるし、悪い店ではない。子供用の椅子もあり、店内はうるさくない程度にワイワイガヤガヤしているので、子連れでも気軽に入れる。
その他
ヤミー以外のチープな店では、アラモアナ・ショッピングセンターのフードコートのパンダ・エクスプレスを試してみた。ハワイ・フリークの間では有名な中華料理だが、あまりわが家の口には合わなかった。
ペリーズ・スモーギーは、初日の夕食に行った。今回はとっても空いていて、空席ばかり。料理も、前回よりも少ないような気がした。閑散期モードなのかもしれない。食べ終えた頃にテーブルのすぐそばでハワイアン歌手の歌が始まってしまい、拍手をするテーブルが3つくらいしかないので、帰るに帰れなくなって、でも娘は喜んで見入っていた。
「ちょっと疲れたなあ、夕食は部屋で食べよう」と思った日、ルーム・サービスのメニューを眺めたのだが、やっぱり安くはない。それに、ルームサービスでは35%引きではなくて定価になってしまう。そこで、ロイヤルハワイアン・ショッピングセンターの中にある浪速屋の弁当売店を思い出し、試してみた。ここも安い。シャケ弁当と幕の内弁当は、味はまあまあ。電子レンジで温められれば、かなりいけると思う(私たちの部屋には電子レンジはなかったので、冷たいまま食べた)。
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