ロイヤルハワイアン滞在記
(1994年12月)
5.レンタカーで外出
レンタカーのチェックアウト
プールで過ごすにはちょっと寒い雲の多い日を選んで、レンタカーを1日だけ借りて外出した。朝、コンシェルジュに相談したら、「割引価格で予約できる」と言うので、その場でAVISに予約を入れてもらった。小さい車が空いてなくてミッド・サイズ、保険をフルに付けて、24時間で合計73ドルくらい。保険代は1日31ドルなので、クルマ代は42ドルになる。今回はレンタカーを借りるか借りないか分からなかったので、国際免許証は作らなかったのだが、日本の運転免許証でOKだった。
まず、隣のシェラトン・ワイキキのAVISのカウンターへ行き、ここで書類を作成。その後、玄関でピックアップのクルマに乗って、AVISの営業所へ。なんとか歩いても行けそうな距離、ワイキキホテル街の北西の方に営業所はあった。ここでクルマのカギをもらって、ようやく出発となる。コンシェルジュ・デスクへ行ってから、借りたクルマに乗るまで、全部で1時間くらいかかった。日産のマキシマで、うれしいことに私の好きなクルーズ・コントロールが付いていた。
ワイケレセンター
まずは、アウトレットのワイケレセンターへ。1年半前の記憶があるので、地図を見なくてもH1−WESTに乗れた。まだ朝だからかクルマが多く、あまりクルーズコントロールが使えなかった。30分くらいでワイケレに到着、ワイケレセンターはハイウェイ沿いだった。クルマに乗ったまま1周してみると、アメリカ本土で見たいくつかのアウトレットよりも店の数は少ないが、パールリッジ・ショッピングセンターと同じように敷地がいくつかのブロックに分かれているので、かなり広い。
ワイキキ・トロリーが敷地内巡回バスとして走っているので、バス停を探して、そのそばにクルマを止めて、バスを待った。15分くらいでバスが来た。遊園地の乗り物と似たようなものなので、娘は大喜び。開放的な席に座ると、風が抜けてとっても快適だったが、途中で運転手に「小さな子はこっち」と、閉鎖的な席を指示されてしまった。開放的な席は、ちょっと目を離すと子供が落ちてしまいそうな作りなので、これは仕方がない。
広い敷地内にバス停は10カ所くらいあって、バスで1周するのに15分か20分くらいかかる。食事の店は1カ所にかたまっているが、これでは遠くの店からは不便だなあ、と思ったら、あちこちにポツポツあるようで、たとえばKマートの中には小さなフードコートがちゃんとあった。
収穫は、私のお気に入りのリーボックのウォーキングシューズ。50ドルの札に赤字で、40ドルくらいになっていたので、2足購入した。アラモアナ・ショッピングセンターのフットロッカーでの定価は60ドル(ただし、20%引きのセールをしてたので、48ドルになる)くらいだったので、こっちの方が安い。
面白かったのは、ちょっと高級なTシャツ。インターナショナル・マーケットプレイスの入口の店に飾られていたのと同じものが、かなり安かった。タグを見ると、20−15−12−5と値段が下がっていて、ワイキキで20ドルのは12ドル、ワイキキで15ドルのは5ドルだった。気に入った柄を探して、7枚ほど購入。ただし、カラフルな太い線で描いたポップな大きな魚のTシャツやトレーナー(人気があるらしい、その後朝日新聞の広告に使われた)は、置いてなかった。
ワイケレ・センターは、現地のフリーペーパーによると、ダウンタウンで乗り換えれば、ザ・バスで行くこともできるらしい。これなら片道85セントと、安く行ける。しかし、かなり時間がかかると思う。ワイキキから空港までの2倍くらい遠いので、タクシーだと、往復でたぶんレンタカーと同じかそれ以上の金額になる。35ドルのツアーもフリーペーパーに書いてあったので、ひとりならツアー、2人以上ならレンタカー、気合いと根性と英会話能力があるならザ・バス、といったところだろうか。しかし、レンタカーやタクシーで行ったのでは、かなり買い込まないと交通費を回収できない。他の目的でレンタカーを借りるのなら、行ってみる価値はあると思うが、ワイケレ・センターに行くためだけにレンタカーを借りるというのは、経済的には得策ではない。
タンタラスの丘
キリン・レストランでの夕食の後、レンタカーでタンタラスの丘へのぼってみた。かなりのワインディングで、そのうえ暗く、すれ違うクルマも少ないので、気味が悪い。こんなところで故障して立ち往生したら、無事には帰れないような気がする。途中の道路脇の駐車スペースに、白いリムジンやツアーバスが数台止まっていて、その先は下り坂になってしまったので、Uターンして先ほどの場所へ戻ったら、そこが絶好のビューポイントだった。美しい夜景が広がっている。リムジンの新婚さんは、運転手に写真を撮ってもらっている。レンタカーのカップルは、車内でぴったり寄り添っている。そういうロマンチックな場所で、娘は「オシッコ」と言う。あわててはじっこまで走って、事なきを得た。
レンタカーのチェックイン
AVISのレンタカー営業所は、夜は9時半まで、朝は7時からなので、クルマの返却は翌朝にした。100キロくらいの走行距離で給油は5ガロン。燃費はリッター5キロくらいと、あまり良くはない。しかしガソリン代は日本より安くて、5ガロンで7.3ドル、リッター当たり36セントくらいだった。
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