ロイヤルハワイアン滞在記

(1998年8月)


1.事前準備

 旅行の目的

3回目のハワイ(1996年12月)は、ワイキキビーチのナンバー1ホテルと言われるハレクラニに泊まった。評判の通り、素晴らしいホテルであった。プール常駐型の私としては、何よりもまずプールの快適さが大切なのだが、この点ではハレクラニはロイヤルハワイアンをやや上回っている。特に、人口密度の低さ、スタッフのサービスの充実ぶり、そして12月でも加熱しているため水が温かいという3点が魅力的。しかしロイヤルハワイアンのプールにも、プールサイドのパラソル席での飲食OK、トイレに温水シャワーがある、プールサイドカフェにはすっかり顔見知りになったARTがいる、などといった魅力がある。そのため夏ならロイヤルハワイアン、冬ならハレクラニと、季節によって使い分けるのが私にとってはベストではないかと思った。

1997年の夏は、3週間休みが取れたので、現地16泊の日程でオーランド近辺のテーマパーク巡りをした。メジャーパークだけでなくマイナーパークもいくつか回り、とてもおもしろかった(詳細は別項のテーマパークレポートを参照)。楽しかったが、とても疲れた。そこで1998年の夏は、10日間くらいの休みで、楽に行けてのんびり過ごせるところに行こうと思った。

ホテルのハード面(客室、プール、その他パブリックスペース)、ソフト面(スタッフのサービス、ホテル内レストラン従業員のサービス)の両方で、ハレクラニはロイヤルハワイアンよりも明らかに上だ。「ハレクラニに泊まったら、もうワイキキの他のホテルには絶対に泊まる気がしなくなる」というハワイのハードリピーターの声を良く聞く。しかし私は、ロイヤルハワイアンにも、ハレクラニと同等かそれ以上の魅力を感じてしまう。何故かは良く分からない。馴染んでしまったということなのかもしれない。そこで4回目は、ロイヤルハワイアンの魅力を、常連客(と言ってもこれで3回目だが)の視点からじっくり観察してこようと思った。

 飛行機の予約

飛行機は、マイルを貯めているのでいつものUA。日本で買う夏休みのハワイ便航空券はとても高いので、今回はバンコク発券のBLUR−TH01という特殊なチケットを利用した。航空券を購入した当時はバーツが安く、1バーツ=2.5円くらいだったので、バンコク−成田−ホノルルのエコノミークラスの往復で、3人分(子供は大人の67%)で183000円、3人で割れば1人当たり61000円で済んだ。

航空券本体価格だけ見れば、極めて安いありがたいチケットだが、バンコクから旅行を始めなければならないというルールがあるため、1997年1月にバンコクに行って来たので、その際の費用も加算しないと、日本発券の格安航空券との厳密な比較はできない。また、日本の旅行代理店や航空会社のカウンターでは購入・予約ともできない特殊なチケットなので、予約はJALネット(現在はアクセス・トラベラーズ)に加入して、自分でややこしいコマンドを打ち込んで作成する必要があり、さらに発券はバンコクの旅行代理店と英語メールをやりとりして依頼するなど、入手するまでのプロセスも容易ではない。ある程度の航空券知識も要求されるので、勉強する必要もある。「労多くして、何とか安いチケットをゲットする」という感じで、中・上級者向けのチケットと言えよう。このような特殊な航空券についての情報は、ニフティのFAIRLINEのフォーラムに詳しい。

 ホテルの予約

1回目(1993年)と2回目(1994年)のハワイは、安く泊まれたこともあって、ロイヤルハワイアンの新館タワーオーシャンフロントを使った。1回目はUAのマイレージプラスのホテル半額クーポン使用でアーリーチェックイン付の8泊(実質7泊)、2回目はシェラトンクラブの35%引きで7泊。

その後、ホテル半額クーポンは貯まらないし、ロイヤルハワイアンはシェラトンクラブ35%引きの適用外になってしまったので、ロイヤルハワイアンからはしばらく足が遠のいていた。高すぎて、とても定価で泊まれるホテルではない。3回目のハワイ(ジジババ連れ)でハレクラニを選んだ理由は、一度泊まってみたかったから、そしてその当時ロイヤルハワイアンの割引がなかったからだ。

その後、ロイヤルハワイアンがシェラトンクラブ35%引きの適用ホテルに復活したので、「そうか、やっと歩み寄る気持ちになったか、それならまた行ってみるか」ということで、10か月ほど前に予約した。ロイヤルハワイアンの前2回がいずれも7泊だったので、今回も7泊にした。

次の項目 −−− 2.往復の道のり

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