ロイヤルハワイアン滞在記

(1998年8月)


2.往復の道のり

 飛行機のチェックイン(箱崎TCAT)

1997年8月1日のUAの成田−サンフランシスコ便では、成田空港のチェックインカウンターは長蛇の列で、並んでからカウンターにたどり着くまで1時間45分くらいかかった。そのためわが家の「前の方のABC」というシートアサインは飛ばされてしまって(離陸1時間前までにチェックインしないとシートアサインは無効になるらしい)、割り当てられたのは「後ろの方のEFと他の列のB」というむちゃくちゃなシート。それまでピークシーズンに海外旅行をしたことがなかったので、あれほど混むとは知らなかったのだ。

これに懲りたので、今回は箱崎のTCATでチェックインした。20時の成田発なので、16時過ぎにTCATに到着。少しは並んでいるかと思ったのだが、行ってみるとガラガラで、ほとんど待たなかった。もっと早い時間には、行列ができていたらしい(それでも30分待つことはないとのこと)。この日の成田−ホノルル便の20時というのは、UAの成田発の出発便の集中タイム(16時から19時くらい)からはずれた、その日のUA最終便だった。

 搭乗するまで

箱崎から成田空港までのバスの乗車率は50%くらい。10分後のバスを先頭で待って乗ったので、左側の最前列に座れた。大きなフロントガラス越しの高速道路の風景は、なかなかおもしろい。

渋滞もなく、55分で成田空港に到着。まだ出発時刻まで2時間半もあったので、第2ターミナルで降りて、探検に出かけた。あまりお腹は空いていなかったのだが、通りかかったらいい雰囲気なので思わず入ってしまった飲茶の店で夕食にして、プラプラお散歩して、出発の1時間前の19時頃に連絡バス(繁忙期は7分間隔で運転、とのこと)に乗り、第1ターミナルへ移動した。

海外旅行保険は娘の分だけ加入(私もカミさんもクレジットカードに付いている)。欲しいのは疾病の医療費だけなので、バラ掛けにして、7泊9日の日程で1870円。

出国審査は、けっこう並んでいた。TCATで出国審査が終わっている人は、右端の窓口に書類を渡してすんなり通過で、とても得した気分になる。ゲートに着いたのは、出発時刻の30分前。そろそろ搭乗開始のはずなのに、全然その気配がない。20時近くになって「電気系のトラブルのため、21時搭乗開始、21時30分出発」とアナウンス。その数分後「遅れて申し訳ございません・・・・」とアナウンスが始まったので、もしやと思った私は、搭乗券3人分を持ってスタスタと中央の飲物カウンターへ。カウンターまで2mの距離に接近した時点で「飲物をサービスします、搭乗券をお持ちになって待合室中央のカウンターまで・・・・」と聞こえた。

見る見る長蛇の列ができていく様を、わが家3人はとっくにゲットした飲物を手に眺めていたのだった。「しかし、こんなことで勘が冴えて、もっと大事なことで勘が冴えないことになるのではないか。なんか今回の旅行は、大ポカをやるような気がするなあ」とも思った。

 機内

搭乗開始は結局21時30分、そして機内でもたんまり待たされて、離陸したのは22時30分、定刻から2時間30分の遅れ。第1ターミナルで食事しておいて良かった。こうなることを知っていた神様か仏様か私の背後霊が、飲茶の店の前で私の耳に「ここで飯を食っておけ」とささやいてくれたのだと思う。

毎日21時就寝の娘は、機内に入ったらすぐに眠くなってきた。時間が遅いことに加えて、この日はいつもより睡眠不足だからだ。わが家では、夜間のフライトの前日に、娘の睡眠時間を少し削るようにしている。飛行機の機内は、わが家の布団で寝るときとは大違いの騒音空間だ。そのような環境でもしっかり眠れるようにと、生後9か月でアメリカ西海岸に行ったときにこの作戦を試してみたら、結果は大成功で、ぐっすりと寝てくれた。それ以来、この作戦は5回連続して成功している。おかげで、太平洋線の往路では、毎回、機内で上映される映画を2本ともきっちり楽しんでいる。

 ホノルル空港

到着は2時間20分遅れ、イミグレーションでの待ち時間は15分くらい。今回は小さな子連れの優先手続き(太ったおばちゃんが「こっちへおいで」と手招きして、さっさとイミグレを通過させてくれる)は、やっていないように見えた。

 チェックイン

現地時間11時(日本時間6時)にタクシーに乗って、11時20分にロイヤルハワイアンに到着。到着したゲストにレイをくれる若い細いムームー姿の美女(1993年の7月にいたけれど1994年の12月には不思議といなかった)は、今回はちゃんといた。前と同じように、大人には生花のいい香りのレイ、そして子供にはキャンディーをつないだレイをかけてくれた。

チェックインタイムは本来は15時だが、「シェラトンクラブのメンバーで、個人手配の客だから、アーリーチェックインではないけれど、到着したらすぐに部屋に入れてくれて当然だ」という決意を胸に、フロントでチェックインを申し出たら、当然のようにすぐに部屋をくれた。要望通り、ガーデンビューの2W(ダブルベッド2つ)の部屋。残念ながらアップグレードはされなかった。11時30分に部屋に入って、11時40分にはプールサイドにいた。

 帰路

帰路は、ほぼ定刻に離陸し、成田到着は25分遅れ。成田エキスプレスは30分後の切符が買えたが、乗ってみたらほぼ満席だった。

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