ロイヤルハワイアン滞在記

(1998年8月)


3.部屋

 部屋の種類

1997年の10月に、1998年夏のロイヤルハワイアンのルームチャージを、安い順に4種類問い合わせた。

スタンダード(ST) 315ドル
  • 本館の1階〜2階
  • ベッドタイプは1Kか2S
  • SCI(シェラトンクラブ)35%off可
  • UAのホテル半額券の使用不可
ガーデンビュー(GV) 385ドル
  • 本館の3階〜6階(6階なんてあるほど高かったかなあ?)
  • ベッドタイプは1Kか2W
  • SCI35%off可
  • UAのホテル半額券の使用可
オーシャンフロント(OF) 525ドル
  • 本館(階数不明)または新館(2階〜16階)
  • ベッドタイプは1Kか2W
  • SCI35%off可
  • UAのホテル半額券の使用可
ジュニアガーデンスイート 475ドル
  • ジュニアガーデンスイート
  • 本館(階数不明)
  • ベッドタイプは不明(各種あり?)
  • SCI35%off可
  • UAのホテル半額券の使用不可

 部屋の選択

新館のタワーオーシャンフロントには2回泊まったが、それ以外の部屋には泊まったことがない。また、「同じ値段なら、いいホテルの安い部屋を選ぶべき」と旅慣れた人は良く言う。そこで、今回は試しに一番安いスタンダードルームにしようと思った。この部屋なら、定価315ドルが204.75ドルになる。わが家の場合、朝から夕方までずっとプールにいるので、多少狭くて暗い部屋(私の想像)でも、そんなに寂しい気持ちにはならないだろう。

しかし、シェラトンの予約センターに問い合わせたら、スタンダードの部屋は1階か2階で、キングサイズベッド1台の部屋(1K)か、シングル幅ベッド2台の部屋(2S)になる、とのこと。2人で使うなら問題はないが、わが家は3人家族で、娘は昼も夜も大変活発(要するにたいへん寝相が悪い)なので、W幅のベッド2台か、シングル幅ベッドなら3台欲しい。スタンダードの部屋にエキストラのベッドは入れられる(値段は聞かなかったが、たぶん1泊10〜15ドルくらい)が、かなり窮屈になると言う。

その上のガーデンビューの部屋なら、Wベッド2台の部屋(2W)と1Kの部屋がある。そのため、値段よりも安眠を優先して、この部屋を予約した。Wベッド2台なら、「毎晩、私とカミさんでジャンケンして、負けた方が娘と一緒に寝る、勝った方は広々と眠れてすごく幸せ」という「50%確率の安眠作戦」が使える。

 ベッド種類のリクエスト

アメリカのホテルの一般的な傾向として、1Kの部屋の方が、2Sや2Wの部屋よりも多く、老若の区別なくカップルは基本的に1Kに案内するようだ。ロイヤルハワイアンも同様で、そのため指定しないと2Sや2Wの部屋はなかなか割り当てられない。

ベッドタイプの指定は、ロイヤルハワイアンの場合、4年前と3年前は「リクエストしておきますが、事情によってはその通りの部屋を用意できないこともある」という言い方だった。しかし今回は、「承ります」と、確約してくれるようになった。大きな進歩である。後日送られてきた予約確認書にも「2W」と明記されていた。

 部屋の様子

使った部屋は、本館2階の133号室。新館のタワーオーシャンフロントと比べると、天井は高いが、部屋はそれほど広くない。窓は小さく、ラナイもないので、開放感の点では大違いだ。しかし、内装はピンクを基調とするアンティークな色調と質感でまとめられていて、しっとりとした情緒に満ちており、落ち着きがある。この部屋なら、安らかに眠れそうな気がする。

バスルームは広く作りがしっかりしていて、この点では新館のオーシャンフロントよりもはるかにいい。新館のオーシャンフロントは、どういうわけかバスルームが貧弱で寂しい感じさえするが、本館ガーデンビューの部屋はしっかり丁寧に広々と作られている。

眺望は、ガーデンビューといっても部屋の位置によってかなり景色が異なる。133号室から見える庭は、メインの広い庭(ウェディングをやる庭)ではなくて、ロイヤルハワイアン・ショッピングセンターとの間にある小さな庭だった。2階だが、1階は半地下のような位置にショップが並んでいるので、高さは1.5階くらいであり、それほど高くはない。ということで、眺望の点では今ひとつであった。しかし、新館のタワーオーシャンフロントと違って窓が小さくラナイもなく、さらに普通の部屋なのでカーテンを閉じていることも多い(新館のタワーオーシャンフロントの中層階・高層階では、室内をのぞき込めるのは飛行機からだけなので、部屋の中で丸裸でいてもカーテンやブラインドを広げる必要はない)ので、眺望の良し悪しはそれほど気にならなかった。

 ターンダウンサービス

夕方タオルを交換し、ベッドのカバーを外してくれるターンダウンサービスは、今回は「リクエストにより応じる」というシステムに変更されていた。合理的な判断だ。わが家の場合は、日中プール・夕方風呂・夜は外出して食事と買い物というパターンで、風呂を使うのは1日1回であるため、普通はタオル交換を頼む必要がない。もしも外出して汗をかいたら、寝る前に風呂に入りたくなるので、そのような場合はタオル交換をリクエストをしようと思ったのだが、結局1回も頼まなかった。

 ウェルカムシャンパン

 部屋には、前2回はいずれもウェルカムフルーツ・バスケットが飾られていたが、今回はウェルカムシャンパンが置いてあった。フルボトルを飲みきる自信がないし、珍しいロゼのシャンパンだし、ラベルを見るとロイヤルハワイアン特製シャンパンのようだし、ワイン通の友人のとこに持っていって一緒に飲もうと思って、記念に持ち帰った。とても重かった。

 日本語対応

部屋の案内書きなどを見る限り、全体的に日本語対応が進展していた。しかし、毎朝届くのは、地元新聞(英文)。もしかしたらと思って行ってみたら、やはりコンシェルジュには、日本語新聞があった。朝日新聞の衛星版と、毎日新聞のFAXサービス(情報はこちらの方が新しい)の2種。無料でどうぞというあたりが、ロイヤルハワイアンらしい。

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