ロイヤルハワイアン滞在記

(1998年8月)


6.買い物

 買い物の概要

ワイキキには多彩なショップが揃っているが、わが家の場合、行く店と買うモノが回を重ねるごとに固定化しつつあり、今回新たに利用した店はほとんどなかった。いつもの店に迷わず行って、短時間で買いたいモノ(ほとんどが実用品)を手に入れて、そそくさと帰るというショッピングだ。一流ブランドショップと言われる店にはほとんど入らなかった。わが家は基本的に貧乏で、日頃からつましい生活をしているので、ワイキキに来たからと行って、ぱーっとお金を使う気にはなれないのである。それに、無駄遣いをすると次回のハワイが遠ざかってしまうし。

 アラモアナ・ショッピングセンターのフットロッカー

リーボックを長年愛用している私は、海外に出るとほとんど毎回スニーカーを買っている。ワイキキでは、この店の一番安いウォーキングシューズ(フットロッカー専用モデルらしい)がお気に入り。今回も2足買った。また、娘も生まれて初めて履いたベビーリーボックから始まって、リーボックのスニーカーを履き続けていて、1年に1足か2足くらいのペースで足が大きくなってきている。小2の夏の段階で通算10足目を履いていたが、そろそろきつくなってきていたので、1サイズ大きい11足目と2サイズ大きい12足目を買った。おそらく小3の夏頃に履き始めることになるであろう12足目は、子供用にしてはとても大きく見えるので、試してみたらカミさんも履けた。

フットロッカーの店内では、ナイキが全盛で、たくさんの品物(派手なデザインで値段も派手な商品ばかり)が飾られていた。それと比べると、リーボックは往年の勢いはなく、店の片隅でひっそりと並んでいて、品数もめっきり減ってしまっていた(派手な商品も少しはあるが、大半は地味な商品)。

 ロイヤルハワイアン・ショッピングセンターのTシャツショップ

ロイヤルハワイアン・ショッピングセンターの2階のワゴンのTシャツショップ(3軒くらいある中で、東洋系のおばちゃんがやっている店)は、品数は少ないけれどデザインは厳選されているので効率良く選べるため、モノグサな私はとても気に入っている。おばちゃんに聞くと、大人用は6枚で20ドル、4枚で20ドル、2枚で18ドルの3種類。安いのはすぐに首のところがビロンと伸びる。中間のはまあまあ。高いのは丈夫(ヘインズのヘビーウェイトなど)。親子3人分で、高い品ばかり15枚ほど買った。

なお、ここで6枚20ドルで売っているTシャツは、インターナショナル・マーケットプレイスでは7枚20ドルで売っている。それより高いものは、この店でもインターナショナル・マーケットプレイスでも値段は同じだった。

 インターナショナル・マーケットプレイスの洋品店

ゲッコー(ハワイのヤモリ)印の短パンや男性用短パン型水着は、ペラペラなのだが耐久性に富んでおり、何回も洗ってくたくたになると履き心地がますます良くなるというスグレモノ。蛍光グリーンや蛍光オレンジなど、色のセンスもぶっ飛んでいるので、私と娘はとても気に入っている。今回は2人分で8枚買った。

 インターナショナル・マーケットプレイスの真珠貝の屋台

以前のハワイレポートで紹介した、ほとんど詐欺に近い真珠貝の屋台が、今回もインターナショナル・マーケットプレイスにはたくさん出ていた。今回の値段は真珠貝1個で10.99ドルで、94年12月よりも2ドルほど値上がりしていた。

手口は以前と同様で、木の桶の中に入っている真珠貝を買うと、中に入っている真珠を取り出してくれる。開ける際は、果たして本当に入っているか、またちゃんと美しい真珠が入っているか、客は少しどきどきするが、店員が総出で盛り上げてくれるので、見ている分にはおもしろい。やがて美しい真珠が出てきて、店員は総出で祝福する。客はほっとする。問題はこのセレモニーの後である。

真珠1粒だけならこの値段で買える。しかし絶対に、それだけでは帰れない。出てきた真珠を手にした店員が、「これは素晴らしい真珠が出てきたから、アクセサリーにして、大切な人へプレゼントしよう」と言い張る。客が同意するまで、延々と何十分でも言い張る。押し売りに近い。手にした真珠は絶対に渡してくれない。疲れた客が、アクセサリーづくりに同意すると、店員はにっこり。その金具代で何十ドルやへたをすると100ドル以上を巻きあげるのだ。何てあくどい商売だろう。見ていて、実に楽しい。「他人の不幸は蜜の味」と言うが、このくらいの不幸が、最も蜜の味が美味しい。道路のネズミ捕りも、通りがかって見物している分には楽しいが、これと良く似ている。

今回は、どんな客がカモになっているか、インターナショナル・マーケットプレイスに行くたびにチェックした。延べ30人くらいのカモを見たが、日本人を含む東洋人は1人もいなかった。英語が通じないと、店員の説得が伝わらず、アクセサリー代を巻き上げにくいからだと思われる。

 インターナショナル・マーケットプレイスの花文字描き

今回は、花文字描きを良く見かけた。インターナショナル・マーケットプレイスの花文字描きは、英文は1文字2.5ドル、漢字は1文字3.5ドルだった。最終日の火曜日だけ、実演販売してるのを見かけた。いつもはどこでやっているのかは分からない。箱は別売で1ドル。娘の名前を書いてもらったが、ここの人は、やや抑え目の色調で水墨画のような味わいがある。ロイヤルハワイアン・ショッピングセンターにも漢字の花文字を描ける人がいるが、こちらは色合いが鮮やかだった。

 インターナショナル・マーケットプレイスのハワイ限定プリクラ

カラー写真モードを選んだのに、顔写真はモノクロに近い出来で、フレームの部分だけがしっかりカラーになっていた。現像液が劣化していたのだろうか。3ドルだった。

 ABCマートのピュア・アロエ・ジェル

ピュア・アロエ・ジェルは、友人の薦めがあったので、滞在初日に購入。ABCマートには2種類あって、「安い方は、肌の弱い人には良くない」と日本語ペラペラのおばちゃんが言うので、高い方を2本買った。翌日からプール上がりの風呂上がりに使ってみたが、日焼けの肌に爽快感が広がって、なかなかいい感じで、すっかり気に入った。日本に帰ってきて東急ハンズで見かけたら、ものすごく値段が高くて、もっとたくさん買ってくれば良かったと思った。

 ワイケレ・ショッピングセンター

当初は行く予定はなかったのだが、急遽ステートフェアを見に行くためにレンタカーを借りたので、ワイケレにも買い物に行った。ワイケレでのわが家のお気に入りは、オッシュコッシュ、リーバイス、SGT(ちょっと品質のいいTシャツ)の3軒。今回はオッシュコッシュで娘の長ズボン12本(2種類を2本づつ、3サイズ)を1本平均10ドルでゲットできて、カミさんがいたくご満足の様子であった。リーバイスは外れ。SGTでは、やや値段の張る、しかしデザインも高いだけのことがあるTシャツを数枚購入した。

このショッピングセンターは、全米にチェーン展開しているCHELSEAの経営。トイレの入口の脇に「全米征服マップ」(とは書いていないが、そのような雰囲気)が高々と掲げられていた。特にカリフォルニア州には、有名なロス郊外のデザートヒルズなど、計9ヶ所のアウトレットを集中的に展開している。

 ショッピングセンターのタクシー

アラモアナ・ショッピングセンターの敷地内から乗れる(乗り場がある)タクシーは、チャールズ・タクシーだけ。ワイケレ・ショッピングセンターも同様であった。このタクシーの料金は、 となっており、アラモアナ・ショッピングセンターからロイヤルハワイアンまで、そう遠くはない、がんばれば歩けないでもない距離(ただし日没後は危ないところがあるらしい)が、メーターで6ドル前後だった。「最低限のお値段」と車内の料金表の上に書かれていたが、しかしどう考えても、空港やホテルから乗るタクシーよりも高い気がする。

空港やホテルのタクシーは、最初の何マイルかは2.5ドル、その後は何マイルかごとに25セントだが、ホノルル空港からロイヤルハワイアンまでハイウェイをぶっ飛ばして20分くらいかかる距離が、メーターで22ドルか23ドルくらいだ。その1/4であっても、とうてい歩ける距離ではないと思われるので、このように比較すると、チャールズ・タクシーは短距離の割に高いタクシーなのではないかと思う。

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