入会はUAのカウンターや空港カウンター、機内などに置いてある入会申込書に記入して係員に手渡しまたは郵送する。会費は無料。ただし3年間マイルの蓄積がない場合は、退会となることがある。
以下の5種類がある。なお、獲得したマイルには有効期限があり、期限内に無料航空券などの形でマイルを消費しないと無効になる。
*注−−−Y:エコノミー、C:ビジネス、F:ファースト
フライトマイル
- 実際に飛行機に乗ったマイル。
- 500マイル未満の短距離便は500マイルに切り上げ。
- 日系航空会社と異なり、格安航空券やパッケージツアーであっても
100%加算される。- 提携航空会社に乗った場合も加算される(100%とは限らない)。
ボーナスマイル
- Cクラス割増(25%)、Fクラス割増(50%)など。
- 閑散期割増や新路線就航記念割増が設定されることもある。
- 提携航空会社のCクラスやFクラスの割増もある。
- 上級会員ボーナスは、年間実航50000マイル以上の会員で
100%など、とても大きく設定されている。ホテルマイル
- 提携しているホテルを利用すると1回500マイルまたは利用金額
に応じたマイル。- ホテルマイルにボーナスマイルが設定されることもある。
- ただし、ホテルのFSPプログラムとの同時加算は不可。
レンタカーマイル
- 提携しているレンタカーを利用すると1回500マイル。
ショッピングマイル
- マイレージプラス提携のクレジットカード。
(利用100円につき1マイル)。その他
- ホテルのFSPプログラムからのマイル移転も可能。
以下の2種類がある。現在の日本の航空券価格は、CクラスはYクラスの150%より高いし、FクラスはYクラスの200%よりも高いので、無料航空券と引き換える場合は、YクラスよりもCクラスやFクラスの方が、獲得したマイル当たりの価値(消費マイル単価)は高くなる。
無料航空券
- 日本からのYクラスでは、アジア内往復2万マイル、ハワイ往復4万マイル、
アメリカメインランド往復6万マイルなど。- 分かりやすいシステムなので、特段の航空券知識がなくてもこの特典は気軽に
利用できる。- CクラスはYクラスの150%、FクラスはYクラスの200%のマイルが
必要。- 路線によっては、2倍のマイル数が必要な時期が設定されている
(年末年始など)。日本からのアジア往復には、この制限時期の設定はない。- UAの無料航空券で乗れるのは、UAの路線だけ。飛んでいない都市までは
UAの無料航空券だけでは行けない。- 最近、UAとANAが提携したので、ANAの路線の無料航空券をもらう
ことも可能となった。アップグレード
- ある一定以上のYクラスの切符から、CクラスやFクラスに
アップグレード。- 原券の種類により必要マイルは異なり、たとえばハワイまでのYからCへの
アップグレードは、2万マイルまたは4万マイル。格安航空券やパックツアー
の航空券からはアップグレードはできない。- 一般的に、無料航空券としてマイルを消費するよりも、アップグレードに
使った方が消費マイル単価は高くなる。しかし、ある程度の航空券についての
知識が必要であるため、中級者向けと言える。
以前は、マイルを消費する際に、ホテル・サーティフィケイトとレンタカー・サーティフィケイトが郵送されてきた(現在は廃止されている)。無料航空券やアップグレードを申し込んでから数週間後に届くので、無料航空券やアップグレードの旅行の際に利用することができた。
ホテル・サーティフィケイトは、提携しているホテルの大幅割引券。たとえば、ハワイのシェラトン系列のホテルの場合、サーティフィケイト1枚で2泊までルームチャージが50%引き、連続しての使用も可となっている。ルームチャージの高いホテル/部屋ほど利用価値(1枚当たりの値引き額)が大きく、たとえばハワイのロイヤルハワイアンのタワーオーシャンフロント(1999年夏の時点でルームチャージ520ドル)に半額で2泊した場合、ホテル・サーティフィケイトの価値は1枚で520ドルになる。夫婦で無料航空券を発券したら、2枚のホテル・サーティフィケイトがもらえるので、この2枚でこの部屋に4泊したら、何と1040ドルもの割引をゲットできる。使い道によっては、このホテルサーティフィケイトは、威力抜群であった。
レンタカー・サーティフィケイトは、提携しているレンタカーの小幅割引券。クルマの1クラス・アップグレードや、1週間以上借りる場合の1日分無料(ただし保険代は別途)など。長期間(2〜3週間以上)レンタカーを借りる場合は、1クラス・アップグレードはなかなかの金銭的価値になるが、1日のレンタルではわずか数ドルか十数ドルにしかならない。ホテル・サーティフィケイトに比べると、特典の魅力が弱い。ないよりまし、といった程度であった。